2023年7月23日 説教要旨
4章には世にあるクリスチャンの取るべき態度が示されています。クリスチャンとは、キリストの十字架の贖いによって世から召し出された者で、もはやこの世のものではありません。私たちはこの世に生かされているが、キリストによってこの世に遣わされているのです。(ヨハネ17章)...
2023年7月16日 説教要旨
「舌を制御できる人は一人もいません。舌は、疲れを知らない悪で、死をもたらす毒に満ちています」と言われています。言葉で失敗した人は多いのではないでしょうか。この口は神を賛美するために造られたのであって、神をのろったり、神にかたどって造られた人をのろったりすべきではないのです。...
2023年7月9日 説教要旨
「人は行いによって義とされるのであって、信仰だけによるのではありません」(1:24)とあることから、信仰による義を強調していた宗教改革者マルチン・ルターは、このヤコブの手紙を「藁の書」と言ったほどです。しかしここでは、信仰か行いか、どちらかということを述べているのではなく、...
2023年7月2日 説教要旨
「わたしのきょうだい(兄弟)たち」という呼びかけは、ヤコブの手紙の場合、区分点になっています。確認してみましょう。(1章2節、1章19節、2章1節、5節、14節、3章1節、4章11節、5章7節、5章9節、5章12節、5章19節)その後「~してはなりません」と命令が続きます。...
2023年6月25日 説教要旨
19節「だれでも、聞くに早く話すのに遅く、また怒るのに遅いようにしなさい」は、ヤコブの手紙全体の骨子と言って良いでしょう。「聞くには早く」人の話に耳を傾け聴くことは、大変大切なことですが、ここでは「真理の言葉(1:18)」「心に植えつけられた御言葉」(1:21)神の御言葉に...
2023年6月18日 説教要旨
試練を耐え抜くために、神からの知恵を求めるようにとヤコブは教えようとしています。救われた者が成長し、成熟するための書なのです。 興味深いことに「試練(1:12)」と「誘惑(1:13)」は、原語では同じ言葉です。つまり、試練はまた裏返しに誘惑ともなり得るということです。起こっ...
2023年6月11日 説教要旨
宗教改革時代のルターが「藁(わら)の書」と呼んだヤコブの手紙をこれから学んでいきます。この手紙には十字架とか復活とか、血潮といったキリスト教の基礎的な事実が何一つ書かれていませし、イエス・キリストの名も2回しか出てきません。しかしこの手紙は、むしろそうした教理的なことを前提...
2023年6月4日 説教要旨
神の御子イエス・キリストは、聖霊によって処女(おとめ)マリアの胎に宿り、人としての性質をお取りになりました。イエス・キリストは、まことの神でありつつ、まことの人であるのです。なぜ、神さまは、独り子イエス・キリストを世に遣してくださったのでしょうか。それは、私たちがまことに生...
2023年5月28日 説教要旨
五旬節、つまりイースターから50日目に、120名の弟子たちの上に聖霊の恵みが降り注がれました。人間の言葉では十分に表現できないような不思議な現象が起こりました。「舌のようなものが、炎のように分れて現れ、一人一人の上にとどまった」と記しています。「わたしは、天においても地にお...
2023年5月14日 説教要旨
「舟の右側に網を打ちなさい」聖書では<右>は神の側を示します。反対は人間の側に他なりません。私たちは自分の最良と思う方法で生活の糧を得ようとしますが、時にはそれが不漁に終わることが多い。神の指し示す言葉に従ってこそ最善があり、希望に繋がる出口を見出すことができる、これが今朝...

