2023年7月30日 野外礼拝 説教要旨
- aomori1879
- 2023年7月29日
- 読了時間: 2分
「地の塩、世の光」という言葉を努力目標として捉えれば、すんなり受け入れることができるかもしれません。地の塩や世の光になれるように頑張ろう、よくミッションスクールの教訓にもなっています。
しかし、主イエスがお語りになったこととは違います。主イエスは、「あなたがたは地の塩、世の光になりなさい、そのように努力しなさい」と言われたのではありません。主イエスは私たちに努力目標をお示しになったのではありません。弟子として、あるいは御言葉を聞こうとしてこの礼拝に集っている私たち全ての者に、主イエスは、すでに、あなたがたは地の塩、世の光なのだ、と厳かに宣言しておられるのです。
私たちは、「地の塩、世の光」についてのイメージを改めなければなりません。主イエスが地の塩、世の光と言っておられるのは、何か立派なことをしていて、人々が「さすがにあの人は信仰者だ、やっぱり信仰のある人は違う」と尊敬し、影響や感化を受ける、というような人々ではないのです。
この聖書箇所の前に、主イエスは八つの幸いを私たちに与えようとしておられます。(マタイ5:1-11)これらの幸いに生きることこそが、地の塩、世の光として生きることです。何か立派なことをすることではなくて、私たちがそれぞれの日々の生活の中で、主イエス・キリストの十字架の死と復活による神の救いに支えられて、心の貧しい者として、悲しむ者として、柔和な者として、義に飢え渇く者として、憐れみ深い者として、心の清い者として、平和を実現する者として、時には義のために迫害される者として生きることなのです。
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