2023年2月5日 説教要旨
「聖徒の交わり」という言葉に、私たちはうろたえてしまうのかもしれません。自分は「聖徒」と呼ばれるのにふさわしくないと思うからです。確かに私たちは罪の赦しが必要な罪人にほかなりません。それにもかかわらず、使徒信条は、教会は「聖徒の交わり」であると告白します。それは、私たちの交...
2023年1月29日 説教要旨
教会は「生ける神の子」であるキリストを信じる人々の群れです。地上の誰かではなく「生ける神の子」であるキリストを主と告白する私たちの上に聖霊の特別な働きが与えられます。聖霊のお働きがあるところに「聖なる公同の教会」と「聖徒の交わり」が実現します。聖霊の働きのゆえに、教会はこの...
2023年1月8日 説教要旨
「わたしの右の座に就くがよい。わたしはあなたの敵をあなたの足台としよう」(詩110:1)とあります。「神の右に座す」とは、父なる神と共に万物の支配する王座に就くということです。キリストこそ私たちのまことの王、真実の支配者であるということに他なりせん。主イエス・キリストをまこ...
2023年1月1日 説教要旨
主イエスが天にのぼられたとは、神の栄光の御座へのぼられたということです。キリストのへりくだり、謙卑の御業に対して、高く上げられることを高挙の御業と言います。高挙には復活も含まれますが、昇天はキリストの高挙を象徴的に表す御業です。主イエスは、天の御父によって復活させられ、高く...
2022年12月25日 説教要旨
中南米メキシコのクリスマスのお話です。メキシコの人々は、クリスマス前の9日間をポサダと名付けとても大切に過ごします。各家ではお菓子やおもちゃがはいっているくす玉をたくさん用意します。しかし、貧しいファニータの家ではクリスマスイブのごちそうがありませんでした。真夜中には村中の...
2022年12月18日 説教要旨
救い主イエス・キリストは三日目に死人のうちからよみがえられました。このキリストの復活を信じることがキリスト教信仰の中心にあります。しかし、いつの時代でも復活を信じるこは困難な信仰告白でした。神さまの神秘だからです。(51節)主イエスの死後、逃げ出していた弟子たちがなぜ再び集...
2022年12月11日 説教要旨
主イエスは、その陰府の苦しみの中でなお御父を信頼することに固く立ち続けられました。御父は、そのキリストに栄光を与えて、復活させられました。死は勝利に飲み込まれたのです。主イエス・キリストに結ばれた者にとって、死と滅びの世界はなく、陰府の世界もすでにありません。キリストにあっ...
2022年12月4日 説教要旨
主イエスは十字架上で「成し遂げられた」と言って、息を引き取られました(ヨハネ19:30)。神の刑罰はすべて終わったのです。葬られて肉体は塵に返りますが、同時に、神の憐れみが明らかにされます。父なる神は、御子イエス・キリストのお体を放置することをよしとされず、葬りのわざにおい...
2022年11月27日 説教要旨
使徒パウロは、十字架は「ユダヤ人にはつまずかせるもの、異邦人には愚かなもの」(23節)だと指摘しました。私たち人間の普通の感覚、一般的な常識に基づくならば、十字架は愚かなことであり、またつまずきの原因にほかならない、ということです。...
2022年11月20日 説教要旨
主イエスは「ポンテオ・ピラトによって」苦しみを受けたのではないのです。悪魔のようなポンテオ・ピラトによって、十字架につけられ苦しんだのではなく、「ポンテオ・ピラトあくのもとで」苦しみを受けられたのです。ピラトのもとに、何があるのでしょうか?時のユダヤの権力者たち、祭司長、律...

