2022年10月30日 説教要旨
聖霊によりてやどり」この言葉が主イエス・キリストの地上のご生涯の最初に置かれており、主イエスが聖霊の御力の中で地上の歩みを始められ、聖霊の御力の中でその生涯を歩み抜かれたことを意味しています。たとえば、主イエスは公生涯の初めに荒れ野で悪魔からの誘惑を受けられました。しかし「...
2022年10月23日 説教要旨
「イエスは主である」とは、もっとも簡潔な信仰告白として、新約時代から用いられてきた表現です。「イエスは主である」と告白することが信仰の始まりであり、日々の信仰の目標であり、人生の目的だと言えます。主イエスが神に等しい方であるにもかかわらず、へりくだって人となり、さらに父の忠...
2022年10月9日 説教要旨
使徒信条の第二項は「我はイエス・キリストを信じる」であり、この方が信仰の対象であり目的でもあるのです。「父のふところにいる独り子である神」(1:18)と告白されています。ひとり子なる主イエスは、父なる神と本質を同じくする神であるということです。人間から生まれた子が人間である...
2022年9月18日 説教要旨
私たちクリスチャンは、目に見えるものばかりでなく目に見えない自然のすべてのものも、創造主がお造りになり、今も御支配されていると、世々の聖徒たちとともに信じています。「天は神の栄光をあらわし、大空は御手のわざをしめす」(詩19:1)と詩人は創造主のみわざを美しく賛美しています...
2022年9月11日 説教要旨
使徒信条は「クレドー」という言葉で始まります。「わたしは信じる」という意味です。この言葉は、信仰の主体、信じる主体が私たち人間であることを言い表しています。使徒信条はもともと洗礼式に由来すると考えられています。既に紀元2世紀頃にその原型となったものが見られます。つまり、信仰...
2022年9月4日 説教要旨
モーセがネボ山に登ったことも、そこから約束の地を見渡せたことも、またそこで死ぬことも、すべて「主の命令」によることでした。モーセの一生は、主の御心に聞き従う生涯でした。神の意志をイスラエルに伝達する預言者として、神の言葉を取り次ぎ、それを明らかにする最高の預言者でした。神さ...
2022年8月28日 説教要旨
12弟子たちの羅列の中で二人だけ肩書きが記された人がいます。徴税人マタイと熱心党のシモンです。徴税人と熱心党員というのは、当時は全く相容れない水と油のような存在でした。徴税人は、ユダヤを占領していたローマ帝国に納める税金を徴収し、しかもローマの権力を背に、自分の取り分を上乗...
2022年8月21日 説教要旨
預言者アモスは、国家宗教となった北イスラエルの神殿祭儀を激しく攻撃しました。「わたしはお前たちの祭りを憎み、退ける。祭りの献げ物の香りも喜ばない。焼き尽くす献げ物をささげても、穀物の献げ物をささげても、わたしは受け入れず、肥えた動物の献げ物も顧みない。お前たちの騒がしい歌を...
2022年8月14日説教要旨
十字架に掛けられる前日、主イエスは弟子たちに次のように言われました。「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。心を騒がせるな。おびえるな」(ヨハネ14:27)。「わたしの」平和、主イエス特製の平和であり、それ...
2022年8月7日説教要旨
ルカによる福音書15章には3つのたとえ話があります。話は3つですが、主題はひとつで、「失われたものを熱心に訪ね求める神」であります。「失われたもの」が主人公ではなく、「愛するものを失った神さま」「大切にしていたものを失った神さま」が主人公なのです。「放蕩息子」は父親から分け...