2024年11月24日 説教要旨
パウロはガラテヤ教会の信徒たちの信仰のありかたについて心配しています。十字架の福音を受け入れる前の状態、つまり「この世の諸霊」の下に逆戻りするのかという心配です。この状態は日本のことを考えてもわかるのではないでしょうか。多くの人は無宗教、無神論です。だからと言って、その人た...
2024年11月17日 説教要旨
この聖書箇所は、言わば、使徒パウロが記した「クリスマス」の出来事です。クリスマスとは何か、どのようにおきたか、誰がそれをもたらしたか、クリスマスの目的は何であるかが、パウロによって簡潔に語られています。ガラテヤの信徒たちには信仰の動揺がありました。割礼を受けて律法を守るよう...
2024年11月10日 説教要旨(小笠原浩平)
主イエスはルカ6章27節と35節で「敵を愛しなさい」と言っている。それはなかなか難しいことである。普通人の常識を超えた意外な言葉である。しかし、主イエスは愛の人であり、キリスト教は愛の宗教であるといっても過言ではない。ある意味、革命的であると言えるかもしれない。...
2024年11月3日 説教要旨
「あなたがたは皆、信仰により、このキリスト・イエスに結ばれる」ことによって、神の子とされる恵みのもとに招かれたとパウロは語ります。 私たちのあやふやな信仰のうえに、キリスト・イエスに結ばれているのではありません。つまり、私たちの心構えや信仰の深さによって結ばれているのではあ...
2024年10月27日 説教要旨
改めて私たちが今日の箇所から 学ぶのは、律法の重要さです。これはキリストへの信仰(真実)へと私たちがより良く導かれるために、神が与えてくださった有用な補助手段です。ですから律法の説教は大いに必要です。私たちはともすると、人々に受け入れられやすい神の愛とか神の恵みのメッセージ...
2024年10月13日 説教要旨
「ただイエス・キリストを信じる信仰によってのみ、罪人である私たちが義とされ、救われる」ということを誤解してはなりません。「イエス・キリストを信じる信仰」が救われるための条件だ、ということではないのです。16節「イエス・キリストを信じる信仰によって」は、新しく出た聖書協会共同...
2024年9月22日 説教要旨
ここには、全部の人が救われるよう記されている。異邦人全部が救われて、それからイスラエル人が全部救われることになる。論理的に、こうして全人類が救われることになる。では、裁きはどうなるのか。裁きとは、神が救って下さるのに、自分は救われないと思うこと、あの人は救われないと信じるこ...
2024年9月15日 説教要旨
パウロは福音を「自由」という言葉で表現しています。キリスト・イエスにおいて持っている自由です。同時に、それを「福音の真理」という言葉でも表現しています。ここでは明らかに律法と割礼からの自由です。律法や割礼なしにとは、人間の努力や成果なしに、どんな人にでも当てはまるということ...
2024年9月8日 説教要旨 上林順一郎牧師
使徒パウロはユダヤ人の熱心な律法主義者であるファリサイ派の家に生まれ、彼自身も「律法の義については非の打ちどころのない者」と自負するエリートでした。そのパウロ(サウロ)にとってナザレのイエスをメシアと信じるクリスチャンたちはユダヤ教への反逆者、異端者と思え、次々と捕えてはダ...
2024年9月1日 説教要旨
パウロに「福音」を信じさせた出来事は何であったかというと「イエス・キリストの啓示」です。この場合、パウロはイエスの幻を見る幻視体験をしたといっているのではありません。使徒言行録9章には、ダマスコ途上での劇的な回心が復活の主との出会いとして起ったことが記されていますが、パウロ...