2023年12月17日 説教要旨
「土はひとりでに…」とあります。英語のオートマティック (automatic)という言葉がここから始まっています。「人間の力が加わらない」という意味です。しかも「ひとりでに」は文頭に置かれており、28節全体を強調しています。種を蒔いた農夫は、寝たり起きたり、普通の生活をして...
2023年12月10日 説教要旨
都から来たという権威を持つ律法学者は、人気とりのために悪霊の手下となった愚かな男だ、と主イエスを中傷誹謗します。主イエスの身内の家族たちは「気が変になっている」という風評に動かされて、イエスを取り押さえに来ました。ここで「聖霊に対する冒とく」(29節)とは何を指すのでしょう...
2023年12月3日 説教要旨
主イエスによって12人の弟子たちが選びだされました。しかし選びということで聖書が強調するのは、あくまでも救いがその人の功績や力によるのではなく、神の愛と慈しみによるものだ、ということです。そうです。12人の弟子たちは人間的に見て何か優れた点があったわけではありません。むしろ...
2023年11月26日 説教要旨
安息日は人のために定められました。休息と喜びの日として守るように定められた日で、金曜日の日没から土曜日の日没までが安息日です。神が天地創造をされ、すべてを完成なさった後、第7日に安息されたことに由来し、定められました(出エジプト記 20.8-11)。申命記には、出エジプトの...
2023年11月19日 説教要旨
当時、水やワインなどの飲み物は革袋に入れて持ち運ばれていました。ですから革袋は容器として生活の必需品であったようです。新しい革袋には柔軟性がありますが、長年使っている革袋はだんだん柔軟性を失い、固くなってゆきます。この古い革袋に、新しいぶどう酒を入れてはいけないのです。新し...
2023年11月12日 説教要旨
当時の徴税人は、ローマ帝国から仕事を請け負ってユダヤ人から税金を取り立てていました。規定額以上に徴収し私腹を肥やしていたのです。いわば中間搾取者として、徴税人は、同胞のユダヤ人からも嫌われ軽蔑されていました。レビは、経済的には恵まれていましたが、自分の仕事に疑問を感じ、心満...
2023年10月22日 説教要旨
「病気をいやす」ということと「悪霊を追い出す」ということは現代人にとっては別のことと感じられますが、主イエスの時代には明確な区別はありませんでした。悪霊は「人を神から引き離す力、人と人との間を引き裂いていく力」と考えたらよいでしょう。ここでの「熱は去り」も「悪霊が去った」と...
2023年10月22日 説教要旨
「病気をいやす」ということと「悪霊を追い出す」ということは現代人にとっては別のことと感じられますが、主イエスの時代には明確な区別はありませんでした。悪霊は「人を神から引き離す力、人と人との間を引き裂いていく力」と考えたらよいでしょう。ここでの「熱は去り」も「悪霊が去った」と...
2023年10月15日 説教要旨
「律法学者」達は、文字通り律法の専門家として、私達の言葉でいう旧約聖書とそれに基づく教えの専門家として、古今の様々な解釈に精通し、緻密な議論を積み重ねて、律法のより適切な解釈を試み、その教えを実生活に適応することを人々に教えていました。それが「律法学者」の教え方でり「権威」...
2023年10月8日 説教要旨
イエス様の告げる「人間をとる漁師」という言葉は少しわかりにくいかも知れません。しかしこの言葉がガリラヤ湖で漁師たちの人生を変える契機になったのは確かです。彼らは、魚を釣り上げる漁師ではなく、人の魂に目を向け、喜びや悲しみを受け止めて、人間を死から命へと連れ出すイエス様の助け...

