2023年11月12日 説教要旨
当時の徴税人は、ローマ帝国から仕事を請け負ってユダヤ人から税金を取り立てていました。規定額以上に徴収し私腹を肥やしていたのです。いわば中間搾取者として、徴税人は、同胞のユダヤ人からも嫌われ軽蔑されていました。レビは、経済的には恵まれていましたが、自分の仕事に疑問を感じ、心満...
2023年10月22日 説教要旨
「病気をいやす」ということと「悪霊を追い出す」ということは現代人にとっては別のことと感じられますが、主イエスの時代には明確な区別はありませんでした。悪霊は「人を神から引き離す力、人と人との間を引き裂いていく力」と考えたらよいでしょう。ここでの「熱は去り」も「悪霊が去った」と...
2023年10月22日 説教要旨
「病気をいやす」ということと「悪霊を追い出す」ということは現代人にとっては別のことと感じられますが、主イエスの時代には明確な区別はありませんでした。悪霊は「人を神から引き離す力、人と人との間を引き裂いていく力」と考えたらよいでしょう。ここでの「熱は去り」も「悪霊が去った」と...
2023年10月15日 説教要旨
「律法学者」達は、文字通り律法の専門家として、私達の言葉でいう旧約聖書とそれに基づく教えの専門家として、古今の様々な解釈に精通し、緻密な議論を積み重ねて、律法のより適切な解釈を試み、その教えを実生活に適応することを人々に教えていました。それが「律法学者」の教え方でり「権威」...
2023年10月8日 説教要旨
イエス様の告げる「人間をとる漁師」という言葉は少しわかりにくいかも知れません。しかしこの言葉がガリラヤ湖で漁師たちの人生を変える契機になったのは確かです。彼らは、魚を釣り上げる漁師ではなく、人の魂に目を向け、喜びや悲しみを受け止めて、人間を死から命へと連れ出すイエス様の助け...
10月1日 説教要旨
洗礼者ヨハネは荒れ野という特別な場所で活動しました。「ラクダの毛衣を着て、腰に皮の帯を締め、イナゴと野蜜を食べ」「荒れ野に現れて」、洗礼を宣べ伝えました。そんなヨハネにはどこか世俗を捨てた孤高の預言者といったイメージがいだかれます。しかしイエス様は違います。イエス様は「ガリ...
2023年9月24日 説教要旨
ある日の午後、主イエスは弟子たちを強いて船に乗せて向こう岸に行くように指示されまし た。それは、主がどうしても弟子たちに、そして私たちに見せたいものがあったからです。私たちは、何か問題課題があると、そこに主はおられないと思う時があるでしょう。しかし、もっとも神の存在が感じら...
2023年9月17日 説教要旨
主イエスが洗礼を受けてすぐに聖霊によって荒れ野へと追いやられ、そこでサタンの誘惑を受けたことは、洗礼を受け主イエスを信じる信仰者として荒れ野のようなこの世を様々な誘惑にさらされつつ生きていく私たちクリスチャンの姿と重なり合います。主イエスの姿を重ね合わせ、私たちの信仰の歩み...
2023年9月10日 説教要旨
マルコ福音書にはベツレヘムも、博士も、羊飼いも、系図も出てきません。父ヨセフも登場しません。マルコ福音書は、イエス様がどのような経緯で生まれたのか、クリスマス物語をまったく伝えていないのです。マルコが唯一、イエス様の出生に関する記載をしている点は、イエス様がガリラヤのナザレ...
2023年9月3日 説教要旨
救い主が来られる前に、主のために道を整える者、預言者エリヤが再来すると旧約時代のマラキやイザヤたちは預言しています。福音書記者マルコは、正にその人物が洗礼者ヨハネだと紹介し、洗礼者ヨハネを6節でこう描写しています。「ヨハネは、らくだの毛衣を着、腰に皮の帯を締め、いなごと野蜜...