2024年1月21日 説教要旨
ここには、二つの奇跡物語が書かれています。一つは、会堂長の一人ヤイロという人の懇願によって、イエスがその娘を死者の中から生きる者へと変えた話。もう一つは、12年間も出血が止まらなかった女性の、その病気を癒すという話です。話はヤイロの方から始まります。ヤイロはイエスを見ると足...
2024年1月14日 説教要旨
主イエスと弟子たちが、舟に乗って湖の向こう岸にある、ゲラサ地方にやって来ました。この地に至るまでに、主イエスと弟子たちは大変恐ろしい嵐に見舞われました。主イエスはゲラサ地方のたった一人に会うために、嵐の海をくぐりぬけて来たのです。そのたった一人とは誰であり、どのような状態の...
2024年1月7日 説教要旨
2024年年1月7日 説教要旨 この物語に出てくる舟を「教会」にたとえることができます。この世の教会にも、波が襲いかかります。そして、教会に集う、一人ひとりにも波が、激しい突風が襲います。「そう言われば、あんな波があるな、こんな波があるな」と思い出されるかもしれません。困難...
2023年12月31日 説教要旨
「神の国を何にたとえようか」という神の国の特徴を示しています。 神の国がどのような現実性をもっているか、人は種をまいた後は、寝起きを繰り返すだけで、知らない間に「ひとりでに」種は成長します。人間はどのように実が熟すのかを知らないのに、その収穫にあずかっています。収穫の時が必...
2023年12月24日 説教要旨
2023年12月24日 説教要旨 「御座を高く置かれる」方が、「低く下って天と地を御覧になる」、そこに詩人の信仰があります。異邦人の神々は「天高く鎮座」するが、「低く下って」人々の苦しみを見ることはしません。しかし私たちの神こそ、私たちの叫びを直接、聞いて下さる方だとの信仰...
2023年12月17日 説教要旨
「土はひとりでに…」とあります。英語のオートマティック (automatic)という言葉がここから始まっています。「人間の力が加わらない」という意味です。しかも「ひとりでに」は文頭に置かれており、28節全体を強調しています。種を蒔いた農夫は、寝たり起きたり、普通の生活をして...
2023年12月10日 説教要旨
都から来たという権威を持つ律法学者は、人気とりのために悪霊の手下となった愚かな男だ、と主イエスを中傷誹謗します。主イエスの身内の家族たちは「気が変になっている」という風評に動かされて、イエスを取り押さえに来ました。ここで「聖霊に対する冒とく」(29節)とは何を指すのでしょう...
2023年12月3日 説教要旨
主イエスによって12人の弟子たちが選びだされました。しかし選びということで聖書が強調するのは、あくまでも救いがその人の功績や力によるのではなく、神の愛と慈しみによるものだ、ということです。そうです。12人の弟子たちは人間的に見て何か優れた点があったわけではありません。むしろ...
2023年11月26日 説教要旨
安息日は人のために定められました。休息と喜びの日として守るように定められた日で、金曜日の日没から土曜日の日没までが安息日です。神が天地創造をされ、すべてを完成なさった後、第7日に安息されたことに由来し、定められました(出エジプト記 20.8-11)。申命記には、出エジプトの...
2023年11月19日 説教要旨
当時、水やワインなどの飲み物は革袋に入れて持ち運ばれていました。ですから革袋は容器として生活の必需品であったようです。新しい革袋には柔軟性がありますが、長年使っている革袋はだんだん柔軟性を失い、固くなってゆきます。この古い革袋に、新しいぶどう酒を入れてはいけないのです。新し...