2023年12月24日 説教要旨
2023年12月24日 説教要旨
「御座を高く置かれる」方が、「低く下って天と地を御覧になる」、そこに詩人の信仰があります。異邦人の神々は「天高く鎮座」するが、「低く下って」人々の苦しみを見ることはしません。しかし私たちの神こそ、私たちの叫びを直接、聞いて下さる方だとの信仰がここにあります。「私は、エジプトにいる私の民の苦しみをつぶさに見、追い使う者のゆえに叫ぶ彼らの叫び声を聞き、その痛みを知った。それゆえ、私は降って行き、エジプト人の手から彼らを救い出す」(出エジプト記3:7-8)低きに下り降りてきてくださる神さまがおられるのです。神さまは私たちの日常の苦しみに関与され、特に社会から排除されて塵の中で泣いている者も、子ができない故に離縁されようとする当時の風習の中で、そのような婦人の悲しみさえも、主はご覧になられるのです。主は人々の「憂い」と共におられ、寄り添われる「優しい方」なのです。特に社会的に弱い人々を顧みられる神さまです。「弱い者を塵の中から起こし、乏しい者を芥の中から高く上げ、自由な人々の列に、民の自由な人々の列に返してくださる」すべての人々の縄目を解かれ自由、尊厳、人権、まことの人間を回復してくださる方なのです。
主イエスは私たちの目線にまで降りて来られた神(神のひとり子)です。その方が私たちの間に住まわれました。いつも私たちと共におられることを約束されてくださいました。その方のご聖誕をお祝いするのがクリスマスです。「ハレルヤ、ハレルヤ!」
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