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2024年1月28日 説教要旨

主イエスが山に登って、これと思う人々を呼び寄せられると、彼らはそばに集まって来た。そこで、十二人を任命し、使徒と名付けられました(3:13-14)。これぞ、私の弟子にふさわしい、役に立つ人材、そうお考えになって、主イエスは十二人を呼び寄せられたのでしょうか?しかし弟子たちをこの人は優秀だから、役に立つから、そういうことでお選びになったのではないようです。一方、「十二人を任命し」とありますが、この任命する、という言葉は「十二人を作られた」とも訳されます。イエスさまは弟子たちを能力があるから、とか、知識があるから、ということではなくて、ご自分がこの人たちをお作りになる、お育てになる。そういう思いを持って呼び寄せられたのではないかと思います。信仰も育てられます。十二人は派遣されることで成長していきます。この十二人の先にこの世の教会があります。教会は信仰共同体ですが、立派な信仰の持ち主が最初から招かれたのではありません。主キリストからの招き、恵み(権能)によってこの世へ遣わされた群れです。最後の時まで成長し続けます。主から賜物をいただくのですが、これが権能といわれます。個人の能力や資質ではありません。

現代でも変わりはありません。教会はこの世へ「遣わされること」によって訓練され、上からいただいた権能を味わい、少しづつ成長していきます。主イエスは弟子たちを愛のまなざしを持って導かれました。私たち教会も同じように守って導かれます。新しい一年、主の言葉によく聴き、主イエスと共に歩み、成長させていただきましょう。

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