2024年6月16日 説教要旨
マルコ福音書13章は「小黙示録」とも言われます。しかし、ここから自己流の終末思想を読み取っては危険です。この箇所は神殿への批判であり、あくまでも神殿崩壊について語っています。世界の終末のことを主題にしているのではありません。ただ当時の人々が神殿を宇宙の縮図のようにかんがえて...
2024年6月9日 説教要旨
ある律法学者の適切な答えに対し、主イエスは「あなたは神の国から遠くない」と言われました。しかし、神を徹底的に愛し抜くこと、そして、隣人を自分のように愛し抜くことができるのでしょうか。わたしたちの誰一人として、これを完全にできる人はいません。どんなに自分の力でがんばっても、神...
2024年6月2日 説教要旨
今日の聖書では、主イエスの「権威」に焦点があります。当時の祭司長、律法学者、長老たちが「何の権威で、このようなことをしているのか。だれが、そうする権威を与えたのか。」と主イエスに問います。律法学者たちの権威は書かれた形式的な戒めと教えですが、主イエスは御心に聴き従うことで「...
2024年5月26日 説教要旨
今日の箇所でまず指摘したいのが、マルコ福音書は盲人「バルティマイ」っていう名前を書き記していることです。マタイやルカには「盲人」とだけ書いています。マルコだけ「バルティマイ」って名前を記しています。「ティマイの子」です。これは「けがれの子」「罪の子」っていう意味です。わたし...
2024年5月19日 説教要旨
このようにして、ペテロの言葉を受け入れた者たちがバプテスマを受け、悔い改めました。その日に約三千の生命が加えら、120名の群れが、その日三千名と瞬く間に広がったのです。その大半は外国人です。聖書はキリスト教が凄まじい速さで古代社会に広がった理由を説明しています。元々多言語・...
2024年5月12日 説教要旨
お金持ちの男は、『善い』先生と考えたイエスから、自分に積み上げた『善い』ことによって神の国にふさわしい者であるということを承認してもらえるにちがいないと期待していました。しかし、隣人を自分のように愛すること、すなわち神の御心について思いを至らせることには欠けていました。主イ...
2024年5月5日 説教要旨
わたしがこの世に来たのはこの子供たちのように何も出来ない、何も誇るものがない、そういう者を救うためなのだ、そのような者にこそ神の国の門は開かれていると、主が宣言されたのです。私たちには、誇るべきものは何一つないのです。ただ神様の憐れみを、感謝をもって受け取るだけです。神の国...
2024年4月28日 説教要旨
「つまずく」とは信仰の挫折、信仰を失ってしまうことを意味しています。主イエスを信じている一人の信仰者をつまずかせ、信仰を失わせてしまうことは、「大きな石臼を首に懸けられて、海に投げ込まれてしまう方がはるかによい」というほどの大きな、恐ろしい罪なのだと警告です。この警告は弟子...
2024年4月21日 説教要旨 エリオット・ルカ
今日の聖書箇所は、結論から言うと、「世に打ち勝つ者」は誰であるのか、そして、どのようにそう言う人になるのかを示しています。 私たちはキリスト教を知っていると思い込んでいるけど、分かっていない子供達をこの世に送り出してはいけません。その思い込みを挑戦しなければなりません。私た...