2025年11月9日 説教要旨
- aomori1879
- 11月9日
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「また、はっきり言っておくが、どんな願い事であれ、あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして求めるなら、わたしの天の父はそれをかなえてくださる。」これは明らかに「祈り」について言及している言葉です。教会における祈りの交わりの中に、主がいてくださるということです。二人、三人が集まって、心を一つにして祈りをささげるのです。心を一つにして祈る時、共におられる主の恵みを覚えることができるというのです。では、私どもが何にもまして、心を一つにして祈らなければいけないこととは何なのでしょうか。「心を一つにして」というのは、英語の「シンフォニー」という言葉の語源になった言葉です。地上において、同じ響きを立てながら共に祈るのです。オーケストラのように様々な楽器の音色が奏でられながら、一つの美しい音楽を奏でるように、教会もまた色んな人、色んな賜物を与えられた者たちが集まっています。祈るべき課題も多くあります。しかし、そこで同じ響きを立てながら、天の父なる神さまに向かって祈るのです。そこで私どもは何を祈るのでしょうか。真っ先に祈るべきこととは何なのでしょうか。そして、さらに驚くべきことは、どんな願い事であれ、天の父なる神様はその祈りを聞いてくださるというのです。
礼拝や伝道、様々な集会、あるいは、教会政治や教会会計のこと、どれも大切なことです。しかし、主イエスは罪の問題、罪をおかした者とどう向き合い、どのようにしてもう一度、その人を神のもとに連れていくのか。このことにまず心を砕いておられます。そして、主の御心に生きる教会もまた、罪と真剣に向き合うことを主イエスから託されているのです。主イエスは私たちを祈りに招いておられます。祈る務めを教会に与えていてくださいます。私どもを祈りの務めへと招き、交わりの中心にいてくださる主は、先立って祈っていてくださいます。「どうか小さな者が一人でも滅びることがありませんように…」


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