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2023年12月31日 説教要旨

「神の国を何にたとえようか」という神の国の特徴を示しています。 神の国がどのような現実性をもっているか、人は種をまいた後は、寝起きを繰り返すだけで、知らない間に「ひとりでに」種は成長します。人間はどのように実が熟すのかを知らないのに、その収穫にあずかっています。収穫の時が必ずくるように、神の国は必ず豊かな実りをもたらすのです。「からし種」の譬えで「地上のどんな種よりも小さいが」という言い方で他の者との対比を強調しています。主イエスの神の国宣教は、目立たない小さい形で始りました。しかし神のアガペー運動はやがて世界大の規模に成長するという確信を現わしています。神の国の秘密は、今は、小さなからし種のように世界から隠されていて見えませんが、やがて大きく広がり世界に明らかにされるのです。わたしたちが信頼すべきは、自分の力ではなく、神の国の不思議さ、神の御業の力であり、信仰の眼でみることにより、肉の目には見えなくても、霊的な目によって何よりも力強い神の働きがそこにあることに気づきます。主イエスご自身も小さなからし種でした。12人の使徒たちも同様です。そして120人の最初の教会が育ち、いまや80億の世界の三分の一がクリスチャン人口という拡がりにまで育ちました。主イエスのたとえ話を今のわたしたちの現実の中に置きなおして、神の力に信頼し、今を力強く生きるべきであります。

希望に満ちた新年をお迎えください。

 

はちはお花のなかに

お花はお庭のなかに

お庭は土べいのなかに

土べいは町のなかに

町は日本のなかに

日本は世界のなかに

世界は神さまのなかに

そしてそして 神さまは小ちゃなはちのなかに 

 (金子みすゞ)

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