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2024年1月7日 説教要旨

  • aomori1879
  • 2024年1月7日
  • 読了時間: 2分

2024年年1月7日 説教要旨

この物語に出てくる舟を「教会」にたとえることができます。この世の教会にも、波が襲いかかります。そして、教会に集う、一人ひとりにも波が、激しい突風が襲います。「そう言われば、あんな波があるな、こんな波があるな」と思い出されるかもしれません。困難、試練、誘惑、苦しみ。ある時代のクリスチャンならば、迫害、殉教などもありました。でも、ここで、ただ一つの大波、教会を襲う激しい突風、そして、あなたという一人、ここにいらっしゃる一人ひとりを襲う、共通の、そして最大の激しい突風があります。それは、「疑い」「不信仰」という激しい突風です。これこそが、教会を沈めようとする最大の力、そして、わたしたちをおぼれさせる力となります。金銭的、財政的な困難、病気、困難、この世的な様々な障壁、これは致命傷になりません。舟は沈みません。歴史的に迫害されても、迫害されても、教会は消えませんでした。何が消えなかったのか。信仰の灯が消えませんでした。信仰の灯が消えない限り、どんな激しい突風も、この舟をひっくり返すことはできませんでした。そして、信仰の灯がともっている限り、だれも倒れることなく、進むことができました。疑いの波が、「不信仰」という突風が吹き荒れたら、この舟は沈みます。教会はあっという間に、この世に飲み込まれます。目に見えるこの世界に飲み込まれます。この世の不安に飲み込まれます。

青森教会という舟は、今年で創立140周年。その間、この青森教会という小舟も、何度も水浸しになるような、困難を味わってきました。長く教会生活を続けて来られた皆さんは、あの時、この時と思い起こされることでしょう。でも、舟は沈みませんでした。

新しい一年を迎えました。混乱の幕開けとなった2024年ですが、主イエスは私たちを無責任のままに捨てておかれないのです。困難に満ちたこの世を「怖がる」必要はないのです。私たちは、今日という一日、この一か月、この一年を信仰の灯をかかげ、生きていくのみです。主の祝福が豊かにありますように。

 
 
 

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