2022年8月14日説教要旨
十字架に掛けられる前日、主イエスは弟子たちに次のように言われました。「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。心を騒がせるな。おびえるな」(ヨハネ14:27)。「わたしの」平和、主イエス特製の平和であり、それ...
2022年8月7日説教要旨
ルカによる福音書15章には3つのたとえ話があります。話は3つですが、主題はひとつで、「失われたものを熱心に訪ね求める神」であります。「失われたもの」が主人公ではなく、「愛するものを失った神さま」「大切にしていたものを失った神さま」が主人公なのです。「放蕩息子」は父親から分け...
2022年7月31日 説教要旨
「心騒ぐ」(14:1)弟子たちに、主イエスは、わたしも父アッバのふところに戻るが、あなたたちも父なる神のアッバのふところに行く(1:18)という慰めを与えられました。死あるいは死後についての不安は皆もっていますが、良く生きることで、父のふところに迎えられるのです。...
2022年7月24日 説教要旨
ユダヤの社会においては、族長たちがまことのぶどうの木と考えられた時代がありました。モーセがその木だと考えられたこともありました。しかしヨハネ福音書は、イエス・キリストがまことのぶどうの木であると宣言するのです。このまことのぶどうの木であるキリストに結ばれるとき、人は誰でも十...
2022年7月17日 説教要旨
主イエスは、病気によって死んでしまった愛する友ラザロをたずね、彼を墓から呼び出して甦らせます。そういう意味では11章はラザロの死ということが一貫した物語の軸になっています。主は「…泣いているのを見て、心に憤りを覚え」「イエスは涙を流された」(11:33、34)と記されていま...
2022年7月10日 説教要旨
ある旅行者がパレスチナを旅行中のこと、一人の羊飼いと羊の群れと出会った。彼が羊飼いと話していると、羊飼いは指さして、「羊の門はここです」と教えてくれた。四方を囲ってあって、一か所だけ入り口が開いていた。旅行者が「羊は夜、ここから入るのですか」と尋ねると、羊飼いは、「そうです...
2022年7月3日説教要旨
仮庵祭の祭りが最も盛大に行われる終わりの日には(7:37)、一人ひとりが松明をともす習わしがあったといいます。先祖たちの出エジプトの出来事を想い起し神さまの恵みを記憶するためです。 「主は彼らに先立って進み、昼は雲の柱をもって導き、夜は火の柱をもって彼らを照らされたので、彼...
2022年6月26日 説教要旨
「わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない」主イエスこそが真の霊的な糧であり、霊的な飢え、渇きをいやすことができるということを強調された宣言です。「エゴ― エイミー宣言」とも言います。...
2022年6月19日説教要旨
教会は歴史的にも、信仰の違いから分裂と対立が繰り返されてきました。マイノリティである初代教会も様々な違いが入り乱れる中で築き上げられてきました。その社会的、時代的な状況は現代にも共通するところがあります。教会の存続が危ぶまれる危機的な環境の中で、信仰はどのように守られてきた...
2022年5月29日 説教要旨
5月26日は昇天日でした。キリストが天に昇られた出来事は、天と私たちの間が固く結びつけられた出来事なのです。キリストが昇天なさるまで、父なる神さまがおられる天は、たしかに私たちからは遠いところでした。しかし今やイエス・キリストがおられます。キリストは私たちと無関係におられる...

