2022年5月8日 説教要旨
復活された主イエスが湖畔で弟子たちと朝の食事をするという個所は、散らされた民であるイスラエルの民が、神さまのご計画が成就する日に 再び集められるという預言でもありました。「見よ、わたしは多くの漁師を遣わして、彼らを釣り上げさせる…わたしは彼らに知らせよう。わたしの手、わたし...
2022年5月1日 説教要旨
マルコは「イエスは別の姿でご自分を二人の弟子たちに現われた」(16:12)としかありませんが、ルカはその様子を詳しく描いています。 エルサレムから11キロほど離れ所にあるエマオという田舎の村に、失望落胆して帰って行く二人の弟子たちに主エスは寄り添う形で現われました。弟子たち...
2022年4月24日 説教要旨
19節以下「すべての民をわたしの弟子としなさい」は、いわゆるマタイの大伝道命令として有名な個所です。すべての教会、信徒に向かって語られています。行って、洗礼を授け、教えるという言葉が、弟子にしなさいという命令にかかっているのです。「あなたがたに命じておいたことをすべて守るよ...
2022年4月10日 説教要旨
エルサレムの人々は棕櫚(なつめ椰子)の枝を道に敷き、また手にもって、振りながら、勝利の王としての主イエスを喜び迎え入れました。多くの 群衆は「ホサナ、ダビデの子に。祝福あれ、主の御名によって来られる方に。ホサナ、いと高き所に。」と喜んで叫びました。ホサナとは、ヘブライ語で、...
2022年4月3日 説教要旨
ゲッセマネの祈りは祈りの本質をおしえてくれます。「父よこの杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの願いおりではなく、御心のままに」「この杯」というのは、これから起ろうとしている主イエスの受難、十字架の死のことです。できることならそれをわたしから過ぎ去らせてくださ...
2022年3月27日 説教要旨
世の中にどんなすごい人がいても、どんな尊敬できる人がいても、どんなにカリスマ的な人がいても、それは、あくまで同じ人間の中で、優れているというだけです。しかし主イエスは違う。本当に「天のもとからおいでになった神の御子なのです」「そう信じて従っているのです」とペトロは答えました...
2022年3月20日 説教要旨
今日の話の要点は「マグダラのマリア」に対する神話や俗説を強化することではなく、ルカ福音書が報告している出来事の確認です。つまり、イエスの活動の最初期から女性たちも弟子となっていたという埋もれがちな事実の確認です。この出来事を確認することがわたしたちの教会形成にとって役に立つ...
2022年3月13日 説教要旨
「狭き門」と言えば、よく入試や就職のときによく使われているため、競争率がすごく高い、入るのに難しい難関の門を思い浮かべるでしょう。楽ではなく難しい苦労や困難を克服して入れる門を考えます。しかし聖書で語る「狭い門」とは、決して入り難い門ということではありません。それは入り難い...
2022年3月6日 説教要旨
「天に富を積む」という言葉はなかなかイメージしにくい言葉だが、「自分の存在が誰にも奪われない形で意味あるものになる」「存在そのものに意味があるように生きて行くこと」と言いかえるとどうでしょうか?英語で言うならto haveという所有することで自分の存在価値を確認するのではな...
2022年2月27日 説教要旨
私たちが唱えている「主の祈り」には、最後に「国と力と栄えとは、限りなく汝のものなればなり」という言葉があります。この部分は、後になって主の祈りに付け加えられたものであり、歴代誌上29章11節を典拠にしていると考えられています。「偉大さ、力、光輝、威光、栄光は、主よ、あなたの...