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2025年6月8日 説教要旨 鎌田新牧師

  • aomori1879
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

初期教会で起きたアナニヤとサッピラの事件は、信仰における誠実さの重要性を教えています。この夫婦は土地を売った後、代金の一部を隠しながら「全額献金した」と偽りました。ペテロは「人ではなく神を欺いた」と指摘し、二人は即座に死に至ります。この厳しい裁きは、神が御前の誠実さをどれほど重んじておられるかを示しています。 重要なのは、彼らが一部を残したこと自体が問題ではなかった点です。ペテロも「売らずに残しておいても自由だった」(5:4)と述べています。問題は「全て献げた」と偽ったこと、つまり神に対する欺きにありました。 この出来事から三つの教訓を得られます。第一に、神は外面的な行為より心の誠実さを見られます。献金や奉仕は、見栄えではなく内面からの真心が求められます(Ⅱコリ9:7)。第二に、神はすべてをご存知です。人は騙せても、神の前では隠し事はできません(詩篇139:1-4)。第三に、神は教会の純粋さを守られます。この裁きを通して、初期教会は神への畏れを学びました。 私たちへの適用として、まず日常生活の小さな嘘にも注意すべきです。また、信仰生活で「人に見られるため」ではなく、神への真心から行動する姿勢が問われます。何より、神の聖さと裁きを覚えつつ、日々悔い改めと誠実さをもって歩むことが重要です。 この箇所は、信仰が形式ではなく、神との真実な関係から生まれることを教えています。外面的な信仰表現より、内面の誠実さを大切にしようではありませんか。

 
 
 

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