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2025年7月13日 説教要旨

  • aomori1879
  • 1 日前
  • 読了時間: 2分

主イエスによって選ばれて十二使徒となった人々の名前がここに記されています。彼らは「弟子」として主イエスのもとで訓練を受けました。彼らは特別に立派な、優れた人たちだったのではありません。最初の四人、ペトロとアンデレ、ヤコブとヨハネはガリラヤ湖の漁師でした。当時の人々から罪人の代表として忌み嫌われていた徴税人であったマタイの名もここにあります。さらには、主イエスを裏切ることになるイスカリオテのユダの名もあげられています。彼らは、収穫のための働き手としての優れた資質を見込まれて使徒となったのではありません。彼らは皆、飼い主のいない羊のように弱り果て、打ちひしがれていたのです。その彼らを、まことの羊飼いであられる主イエス・キリストが、「深い憐れみ」のみ心によって探し出し、彼らの牧者となって下さったのです。羊のために命を捨て、十字架にかかって死んで下さる主イエスの、はらわたのよじれるような憐れみのみ心によって彼らは新しく生かされたのです。そして主が自分たちに続いてさらに多くの人々を呼び集めて下さる、その収穫のための働き手が送られることを祈る者となったのです。その祈りの中で彼らは、「私はあなたを選び、遣わす」というみ心を示されたのです。同じことが私たちにも起こります。大事なのは、自分に何が出来るかではありません。憐れみに満ちたまことの羊飼いである主イエスに見出された、その喜びの中で私たちも、収穫のための働き手として遣わされていく者、「使徒」となるのです。御国の福音は「キリストの平和」が満ちるところとして宣言されます。

 
 
 

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