2025年6月29日 説教要旨

「新しいぶどう酒」とのたとえ話には、「新しい布切れ」のたとえ話にはないことが記されています。それは「新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れるものだ。そうすれば両方とも長持ちする」という言葉です。ここでいうところの「両方とも」とは、「新しいぶどう酒と新しい皮袋」のことです。

神さまは旧約の預言者を通して「新しいこと」をすると繰り返し語っていました（イザヤ42:9,43:19,エレミヤ31:31）新しいぶどう酒は主イエスのことに他なりません。救い主イエスのいのちは、私たちのことばとふるまいを変えるはずである。私たちは、この時代、この民族、この文化、この環境の中で、イエス・キリストを証する者としてどうしたらよいのか、どうあらなければならないのか、どうふるまわなければいけないのか、各自が御言葉に聞きつつ、祈り、答えをいただきましょう。生活の中で主の御心はどこにあるのか常に考えてみましょう。そしてキリストによる新しい生活スタイルを生きていきましょう。新しいぶどう酒が香り高く、味わい深く、透き通った色彩を持つように、新しいいのちに満ちた教えとその働きは、私たちの中にあって、新しいライフスタイル、新しい証しを生み出すに違いありません。

「キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた」(１コリ5：17）

今の私たちの教会は新しい革袋と言えるでしょうか。一緒に分かち合ってみましょう。