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2022年3月27日 説教要旨

  • aomori1879
  • 2022年3月27日
  • 読了時間: 2分

世の中にどんなすごい人がいても、どんな尊敬できる人がいても、どんなにカリスマ的な人がいても、それは、あくまで同じ人間の中で、優れているというだけです。しかし主イエスは違う。本当に「天のもとからおいでになった神の御子なのです」「そう信じて従っているのです」とペトロは答えました。すると主イエスは、御自身がやがて人々から捨てられ、迫害を受け、十字架につけられて殺されることになっている、と話し始められました。 弟子たちは驚きつつ聴いていましたが、ペトロが真っ先に「イエスさま、そういうことを言ってはいけません」と主のお言葉を否定しました。すると、主はペトロに向かって、たいへん強くお叱りになり、「私に従いたいなら、自分を捨て、自分の十字架を背負って私に従いなさい」とお語りになりました。このことから「六日の後」高いに山に登られ主の姿が輝き始めたのを弟子たちは目撃したのです。

旧約において山は、神の言葉がそこで語られ、聞かれるという場です。律法の代表者モーセと預言者の代表者エリヤも山で神の言葉に触れ、神と交流しながら、語りかけを受けています。山を教会という風に読み変えることもできます。主イエスが言葉を語り、それに聞く弟子たちのいる場です。山上の説教(5~7章)も復活後の「大宣教命令」(28:16-20)も山でイエスが教えられ、弟子たちに向かって語られます。栄光のキリストが十字架であることを知らされながら、山を下りるようにして教会から送り出されていくところ、そこに教会は創られていきます。「恐れることはない」と主は手を触れてくださり、私たちを各自の自分の持ち場へと遣わしてくださります。そこに本当の教会が形成されていくのです。私たちの生活と実践をとおし、主イエスを本当の意味において記念し、真似ていくのです。

 
 
 

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