2022年3月6日 説教要旨
- aomori1879
- 2022年3月5日
- 読了時間: 2分
「天に富を積む」という言葉はなかなかイメージしにくい言葉だが、「自分の存在が誰にも奪われない形で意味あるものになる」「存在そのものに意味があるように生きて行くこと」と言いかえるとどうでしょうか?英語で言うならto haveという所有することで自分の存在価値を確認するのではなく、to beという存在そのものに自分の存在価値を見いだすこと。「持っている」から価値があるのではなく、存在そのもに価値があるという自分を育てて行く事を、この聖句はうながしています。野の花や空の鳥をよく観察してみなさい。天の父が皆養ってくださっています。何を食べようか、何を飲もうか、何を着ようかと人間のように思い悩んだりしません。神さまの愛の中で美しく生かされています。命に目を向ければ、いかに私たち人間も愛され育まれている尊い命でしょうか。愛され、愛していく存在という「命」の喜びと価値。そういう命は神さまとの関係の中で育っていくのだと主イエスは語っているのではないでしょうか。19章には金持ちの青年の話があります。「もし完全になりたいのなら、行って持ち物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい」
主イエスに従い、無償の愛に生きることを学ぶことをすすめています。
何かを与え、何かを行い、何かを語りかけ、など具体的にそこにいる相手との関係が、「無償の愛」に基づいているのかという問いかけがあるのです。
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