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2022年5月8日 説教要旨

  • aomori1879
  • 2022年5月8日
  • 読了時間: 2分

復活された主イエスが湖畔で弟子たちと朝の食事をするという個所は、散らされた民であるイスラエルの民が、神さまのご計画が成就する日に 再び集められるという預言でもありました。「見よ、わたしは多くの漁師を遣わして、彼らを釣り上げさせる…わたしは彼らに知らせよう。わたしの手、わたしの力強い業を。彼らはわたしの名を主であることを知る」(エレミヤ16:15以下)エレミヤの預言が成就することを指し示しています。

自分たちの能力では「その夜は何もとれなかった」とありますが、岸辺に立たれた主の言葉に聞き従い、「船の右側に網を打ちなさい。そうすればとれるはずだ」と主の指示に従うことで、多くの魚がとれました。「右側」とは「神の御座の右」「右腕」などに表されるように、信頼する者、力ある者を指し示す言葉です。神さまの国、御国において彼らは主の忠実なしもべであり、まさに「右腕」となって仕える存在であるとも考えられます。「見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。だれかわたしの声を聞いて戸をあける者があれば、わたしは中に入ってその者と共に食事をし、彼もまた、わたしと共に食事をするであろう」(黙示3:20)聖書において食事、すなわち食べることは、神さまとの交わり、関わりを指し、共にある楽しみと喜びをもって、永遠に生きることを表す重要な言葉なのです。

私たちの一日は何もとれない日であっても、主が必ず備えてくださいます。私たちの人生は決して空しいものではなく、すべてが神さまの御手の中にあり万事が相働いて益になるのです。主と共にある静かな喜びが約束されています。

 
 
 

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