2022年9月18日 説教要旨
私たちクリスチャンは、目に見えるものばかりでなく目に見えない自然のすべてのものも、創造主がお造りになり、今も御支配されていると、世々の聖徒たちとともに信じています。「天は神の栄光をあらわし、大空は御手のわざをしめす」(詩19:1)と詩人は創造主のみわざを美しく賛美しています...
2022年9月11日 説教要旨
使徒信条は「クレドー」という言葉で始まります。「わたしは信じる」という意味です。この言葉は、信仰の主体、信じる主体が私たち人間であることを言い表しています。使徒信条はもともと洗礼式に由来すると考えられています。既に紀元2世紀頃にその原型となったものが見られます。つまり、信仰...
2022年9月4日 説教要旨
モーセがネボ山に登ったことも、そこから約束の地を見渡せたことも、またそこで死ぬことも、すべて「主の命令」によることでした。モーセの一生は、主の御心に聞き従う生涯でした。神の意志をイスラエルに伝達する預言者として、神の言葉を取り次ぎ、それを明らかにする最高の預言者でした。神さ...
2022年8月28日 説教要旨
12弟子たちの羅列の中で二人だけ肩書きが記された人がいます。徴税人マタイと熱心党のシモンです。徴税人と熱心党員というのは、当時は全く相容れない水と油のような存在でした。徴税人は、ユダヤを占領していたローマ帝国に納める税金を徴収し、しかもローマの権力を背に、自分の取り分を上乗...
2022年8月21日 説教要旨
預言者アモスは、国家宗教となった北イスラエルの神殿祭儀を激しく攻撃しました。「わたしはお前たちの祭りを憎み、退ける。祭りの献げ物の香りも喜ばない。焼き尽くす献げ物をささげても、穀物の献げ物をささげても、わたしは受け入れず、肥えた動物の献げ物も顧みない。お前たちの騒がしい歌を...
2022年8月14日説教要旨
十字架に掛けられる前日、主イエスは弟子たちに次のように言われました。「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。心を騒がせるな。おびえるな」(ヨハネ14:27)。「わたしの」平和、主イエス特製の平和であり、それ...
2022年8月7日説教要旨
ルカによる福音書15章には3つのたとえ話があります。話は3つですが、主題はひとつで、「失われたものを熱心に訪ね求める神」であります。「失われたもの」が主人公ではなく、「愛するものを失った神さま」「大切にしていたものを失った神さま」が主人公なのです。「放蕩息子」は父親から分け...
2022年7月31日 説教要旨
「心騒ぐ」(14:1)弟子たちに、主イエスは、わたしも父アッバのふところに戻るが、あなたたちも父なる神のアッバのふところに行く(1:18)という慰めを与えられました。死あるいは死後についての不安は皆もっていますが、良く生きることで、父のふところに迎えられるのです。...
2022年7月24日 説教要旨
ユダヤの社会においては、族長たちがまことのぶどうの木と考えられた時代がありました。モーセがその木だと考えられたこともありました。しかしヨハネ福音書は、イエス・キリストがまことのぶどうの木であると宣言するのです。このまことのぶどうの木であるキリストに結ばれるとき、人は誰でも十...
2022年7月17日 説教要旨
主イエスは、病気によって死んでしまった愛する友ラザロをたずね、彼を墓から呼び出して甦らせます。そういう意味では11章はラザロの死ということが一貫した物語の軸になっています。主は「…泣いているのを見て、心に憤りを覚え」「イエスは涙を流された」(11:33、34)と記されていま...