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2025年1月19日 説教要旨

  • aomori1879
  • 1月23日
  • 読了時間: 2分

ガラテヤ人への手紙は、新約聖書のなかで最初に記されたもので、旧約と新約をつなぐ鍵とも言えます。パウロが第一回目の伝道旅行で現在のトルコの中南部に福音を伝え、多くのギリシャ語を話す異邦人がイエスを救い主と告白した、その翌年に記されたものです。当時のクリスチャンは圧倒的にユダヤ人が多数派でした。彼らは改心した異邦人に向かって、まずユダヤ人になる儀式としての割礼を受け、食物律法や安息日の様々な規定を守るようにと指導し始めました。それに対してパウロは、異邦人はユダヤ人になるというプロセスを飛ばしてそのままでイスラエルの神の子とされるということを教えたのです。それは当時の人々にとっては天地が引っくり返るような革新的な教えでした。パウロは主の十字架を新しい創造ととらえました。新しい創造となるには、十字架という死の門をくぐらなければなりません。まさに「夕があり、朝があった」(創世記1:5, 8, 13, 19, 23, 31)のです。光あれ、暗闇から光へ救い出してくださった神の創造のみわざが新しく始まったのです。旧約時代のイスラエルの出エジプトの出来事、バビロンの捕囚からの解放という出来事、そしてキリストによる十字架の死と復活という歴史的出来事によってすでに神の啓示として示されたのです。やがてキリストの再臨によってその救いのみわざは完成されるでしょう。

「主イエス・キリストの十字架」これが神さまのご計画のすべてであり、その主を信じる信仰によって、すべての人々が神の子とされるのです。神を「アッバ父よ」呼ぶすべての人に御子の霊を送ってくださるのです。すべての人が霊の人となるのです。すべての人が新しく創造された教会の枝とされるのです。

 
 
 

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