top of page

2025年2月16日 説教要旨

1節の直訳は「イエス・キリストの誕生の記録、ダビデの子孫、アブラハムの子孫」です。キリストは王であるという基本的メッセージであり、ダビデを強調しています。しかし、イエスの出生は純血主義に守られた王家の誕生物語ではありません。女性の名前があります。最初の女性はタマル(3節)、彼女はカナンの女性で異邦人、ラハブ(5節)もカナンの女性、先のタマルは娼婦を装ったわけだが、彼女はエリコという町で職業として遊女をしていた(ヨシュア2章)。けれども彼女も恵みの選びの中に入れられています。三人目の女性はルツ(5節)。ルツも異邦人でモアブ人の女性。モアブ人の先祖は近親相姦によって誕生したと言われ旧約の民から嫌われていました。しかし、彼女はダビデ王の曽祖母(そうそぼ)となる。四人目の女性は「ウリヤの妻」(バテ・シェバ)彼女はダビデとの間にソロモンをもうける。「ウリヤの妻」と紹介されている理由は、姦淫の罪を浮き彫りにするためです。

このようにして、神の救いの約束が、罪ある人を用いて、この世に祝福をもたらす、神の憐れみによる物語なのだと、この系図は予め告げようとしているのでしょう。また無名の男性の王たちの名前もあります。イエスに結びつけられたこれらの人々の繋がりは、血のつながり以上に、神の憐れみが注がれて来た福音の道なのです。ですから、これから先、イエスに繋がる人々も、血統に依らず、家柄にも依らず、ただ、信仰によってイエス・キリストと結ばれて、神の憐れみがそそがれた神の民(神の子)とされるのです。現代の私たち罪人もキリストを通して神の恵みにあずかることができるのです。主イエスは「正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです」(9章13節)さらに、恵みにより「その御名を広めてすべての異邦人を信仰による従順へと導くために」(ローマ1:5) 私たち自身も召されているのではないでしょうか。

 

Comentarios


カテゴリー
最新記事
アーカイブ
© Copyright2017日本キリスト教団青森教会
250330_説教Artist Name
00:00 / 44:02
bottom of page