2022年7月10日 説教要旨
ある旅行者がパレスチナを旅行中のこと、一人の羊飼いと羊の群れと出会った。彼が羊飼いと話していると、羊飼いは指さして、「羊の門はここです」と教えてくれた。四方を囲ってあって、一か所だけ入り口が開いていた。旅行者が「羊は夜、ここから入るのですか」と尋ねると、羊飼いは、「そうです...
2022年7月3日説教要旨
仮庵祭の祭りが最も盛大に行われる終わりの日には(7:37)、一人ひとりが松明をともす習わしがあったといいます。先祖たちの出エジプトの出来事を想い起し神さまの恵みを記憶するためです。 「主は彼らに先立って進み、昼は雲の柱をもって導き、夜は火の柱をもって彼らを照らされたので、彼...
2022年6月26日 説教要旨
「わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない」主イエスこそが真の霊的な糧であり、霊的な飢え、渇きをいやすことができるということを強調された宣言です。「エゴ― エイミー宣言」とも言います。...
2022年6月19日説教要旨
教会は歴史的にも、信仰の違いから分裂と対立が繰り返されてきました。マイノリティである初代教会も様々な違いが入り乱れる中で築き上げられてきました。その社会的、時代的な状況は現代にも共通するところがあります。教会の存続が危ぶまれる危機的な環境の中で、信仰はどのように守られてきた...
2022年5月29日 説教要旨
5月26日は昇天日でした。キリストが天に昇られた出来事は、天と私たちの間が固く結びつけられた出来事なのです。キリストが昇天なさるまで、父なる神さまがおられる天は、たしかに私たちからは遠いところでした。しかし今やイエス・キリストがおられます。キリストは私たちと無関係におられる...
2022年5月22日 説教要旨
すべての人間はイエス・キリストの裁きのもとに置かれています。弟子ペテロもそうです。三度、主を拒絶したペテロの裏切りは軽々しいことではありません。同じように三度、ペテロに投げかけられた言葉「わたしを愛しているか」も軽々しい問いではなかったのです。三度目の正直という表現がありま...
2022年5月15日説教要旨
私たち人間は、本質的に寂しい存在ですが、その寂しいという感情は、つながりによって乗り越えて行くことができます。私たちが寂しい感情を良く乗り越え、心に生きる喜びで満たされた感情をもって生きていくことができるならば、それこそ理想的な人間の生活ではないでしょうか。...
2022年5月8日 説教要旨
復活された主イエスが湖畔で弟子たちと朝の食事をするという個所は、散らされた民であるイスラエルの民が、神さまのご計画が成就する日に 再び集められるという預言でもありました。「見よ、わたしは多くの漁師を遣わして、彼らを釣り上げさせる…わたしは彼らに知らせよう。わたしの手、わたし...
2022年5月1日 説教要旨
マルコは「イエスは別の姿でご自分を二人の弟子たちに現われた」(16:12)としかありませんが、ルカはその様子を詳しく描いています。 エルサレムから11キロほど離れ所にあるエマオという田舎の村に、失望落胆して帰って行く二人の弟子たちに主エスは寄り添う形で現われました。弟子たち...
2022年4月24日 説教要旨
19節以下「すべての民をわたしの弟子としなさい」は、いわゆるマタイの大伝道命令として有名な個所です。すべての教会、信徒に向かって語られています。行って、洗礼を授け、教えるという言葉が、弟子にしなさいという命令にかかっているのです。「あなたがたに命じておいたことをすべて守るよ...