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11月5日の主日礼拝メッセージ(要約)を更新しました。

  • 平松牧師
  • 2017年11月5日
  • 読了時間: 2分

【いのちを受け継ぐ】

聖書 ヨハネによる福音書14章1−6節

抜粋《わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。》

****

 私たちの心はほんの些細なことでも揺れ動き、不安を覚え、縮んでしまうものである。それゆえ【心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい。】(ヨハネ14:1)と力強く背中を押されるイエスのお言葉に耳を傾け、いつでも落ち着きを取り戻し、信じることを取り戻すことのできる日々を歩みたいものです。

 「信じる」とは「希望を持って生きる」ということでもある。イエスは【わたしの父の家には住む所がたくさんある。…行ってあなたがたのために場所を用意したら、戻って来て、あなたがたをわたしのもとに迎える。】と言われた(ヨハネ14:2-3)。イエスはあなたの居場所を天にも備えてくださったのである。この宣言は私たちにとって大きな支えである。

 ウィリアム・ポール・ヤングの小説『神の小屋』(映画「アメイジング・ジャーニー 神の小屋より」)で、主人公マックが「裁き」について徹底的に問われる場面がある。緊張感ある問答が続く中で、神がどのような存在なのか明らかにされていく。神は御子イエス・キリストのお姿でご自身を犠牲にしてまでも、一人ひとりを愛するに値する存在とされるお方だ、ということ。

 作家の加賀乙彦は著書『不幸な国の幸福論』で、人体六十兆個の細胞のうち、毎日八千億の細胞が死に、その分だけ新しい細胞が生まれているとし、「無数の細胞の死が、あなたや私の生を支えてくれている」と言った。それはあなたの命も多くの命の上に成り立っているということでもある。

 イエスは【わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない】(ヨハネ14:6)と言われ、【一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ】(ヨハネ12:24)と言われた。このお方の命をいただき、受け継いだ命をもって、本国と言われる天国に向かって生きることを神に赦されたのである。

(2017年11月5日召天者記念礼拝)

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