10月15日の主日礼拝メッセージ(要約)を更新しました。
- 平松牧師
- 2017年10月29日
- 読了時間: 2分
【人間らしく生きる】
聖書 創世記2章4b−9節、15−25節
抜粋《主なる神は、土の塵(アダマ)で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。》
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天地創造(創1:1〜2:4a)が描かれた後、「人間」に焦点を合わせた新たな視点の神の創造と人間の問題に関する物語がはじまる。この物語に関連して、ある神学者は「神の被造物である人間の定めは、神の世界の中に生きること。自分自身で作った世界の中に生きるのではない。神の条件どおりに神の世界の中で、神がお造りになった他の被造物と共に生きることである。」という。それが神の御心。しかし…というところである。
人間は、神が土の塵で形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられて生きる者とされたという(創2:6)。それは人間が土のように神の手が加えられなければ形にもならない、神によらなければ人間らしく生きることができないということである。
神は人間をエデンの園で生きる者とした。神に創造された人間らしく生きるために、神は3つの条件を挙げた。第一に「役割」(創2:15)、第二に「許可」(創2:16)、そして第三に「禁止」(創2:17)がある。人間がこの条件どおりにご自分の園で神が他者と共に協力し合って生きることが神の御心であり、それが「神の守りと備えの中にいる」ということである。
宗教改革者ルターは『小教理問答書』の中で【神様がこれらのことを行うのは、父なる神様の、純粋で聖なる義と恵みのためであり、私が自分の力で得たわけでもなく、私にその資格があるからでもありません。】と記した。神に対して謙遜になり、神の御心に対して確信をもってアーメン!と応答し、神に感謝し、神を賛美し、神に仕え、神に従う新たな一歩へ。
(2017年10月29主日礼拝)
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