2025年12月21日 説教要旨
クリスマスをただのイベントで終わらせないようにしましょう。 イエス・キリストが誕生した夜、その知らせを最初に受けたのは羊飼いたちでした。なぜでしょうか?彼らは当時の社会でもっとも地位の低い者とされ、人々から見下げられるような職業でした。彼らの仕事上、律法を守ることができませんでした。当時の社会の中で「罪人」扱いされていた貧しい民でした。けれども神さまは、天使をとおし、そんな彼らにまず最初の救い主イエス誕生のニュースを伝えたのです。何かうれしいことや素晴らしいことがあった時、私たちは早く大切な相手に伝えたいと考えるでしょう。神さまは、私たちの生きる世界で、もっとも弱い者、小さく見える者を、特別に大切にしてくださる方なのです。ですからクリスマスはこの世で悲しんでいる人々を思いやる時なのです。 讃美歌「きよしこの夜」の原語である英語では、「サイレント・ナイト、ホーリーナイト…」と始まります。クリスマスを迎えるすべての人々は、まず静かになるということが何よりも先立ちます。静かになり、自分自身を見直すのです。自分がいかに自分の外側の様々な事柄に依存してきた
2025年12月14日 説教要旨
『サラダ記念日』という歌集で有名な俵万智さんの歌です。「寒いねと 話しかければ 寒いねと 答える人の いるあたたかさ」一人では、「寒いなあ」という独り言しか言えない。どんなに寒くても、どんなに苦しくても、「寒いなあ、苦しいなあ」と抱え込むしかない。でも、「寒いね」と話しかけられる友が傍にいれば、それだけでどれだけ温かいか。どれだけ救われるか。 讃美歌の「いつくしみ深き」は「いつくしみ深き友なるイエスは」と始まります。神である方を、「友」と呼んでしまう大胆な歌詞に感銘を覚えるでしょう。主イエスご自身が弟子たちに「わたしはあなたがたを友と呼ぶ」(ヨハネ15:15)とおっしゃったからです。クリスマスは永遠の友である「インマヌエル」が、寒い時も、つらい時も、いつも傍にいてくださることを喜び確信する季節です。もし神さまと一緒に生きているなら、「寒いね」は「神さま、寒いです」という表現に変わります。神さまと一緒に生きる人には分かるんです。 神さまと語り合いながら歩んでいく人生があるんです。これからも「神さま」と呼びかけてください。神さまに祈ってみてください。
2025年12月7日 説教要旨
「人類、みな兄弟」とか、「だれでもみな神の子ども」といった標語を聞くことがありますが、ここで言われている「神の子ども」とはそういうことではありません。聖書は、私たちはだれも生まれながら神の子どもである人はいないと教えています。もともとは神のかたち、神の子どもとして造られましたが、最初の人アダムが罪を犯したことで、人はみな神の子どもとしての資格を失ってしまいました。聖書は、私たち人間は新しく生まれ変わらなければ神の子どもとしての資格が与えられないと教えています。しかもその資格はただの資格ではありません。「権能」「特権」「能力」という表現です。これはものすごい特権なのです。 「しかし、言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた。」(1:12)この「しかし」は、福音の転換点です。神の民が受け入れなかったにもかかわらず、「その名を信じる人々」には神の子となる資格が与えられる。これは、イスラエルに与えられた祝福を超える、より大きな恵みの提示です。「すべての人」とは、血筋や民族に関係なく、イエスを信じるすべての者を指していると解
2025年11月30日 説教要旨
主なる神が私たちの歴史の中に介入されて、御子が地上の私たちのところまで来てくださり、お生まれになったクリスマスの出来事を喜び祝う時を過ごしています。そして、やがて来る終わりの日に、キリストが再び地上に来られることを待ち望んでいます。 主なる神は、終わりの日が来ることを、目を覚まして待ち望むようにと私たちに呼びかけています。「わたしの民よ、心してわたしに聞け。わたしの国よ、わたしに耳を向けよ。教えはわたしのもとから出る。」と主なる神は呼びかけられているのです。主なる神が、私たちに全人格を注いで聞きなさい、と言われる教えとは何でしょうか。それは、「我らの神、主は唯一の主である。あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。」という教えです。主なる神は、ただ一人のお方であり、私たちが全人格を尽くして、主なる神を愛しなさいと言われているのです。 かつて、バビロン捕囚から戻ってきたイスラエルの民は、主の御心により、ゼルバベル、エズラ、ネヘミヤという指導者の元で、崩壊した神殿と城壁を再建しました。様々な外部からの妨害があったに

