2023年3月26日 説教要旨
聖書協会共同訳の大きな特徴は、原語と訳語の対応関係に留意しながら簡潔な翻訳を目指したということです。公正(ミッシュパート)と正義(ツェダカー)という対語は預言書、特にアモス書においてとても重要です。「公正を水のように 正義を大河のように 尽きることなく流れさせよ」(5:24...
2023年3月19日 説教要旨
協会共同訳では冒頭の1節が「主は私の羊飼い」と私が付きました。羊飼いである「主」と「私」との親密な関係がさらに明確に表現されます。これがマタイ福音書の「見失った羊のたとえ」(18:12以下)やヨハネ福音書に語られる良い羊飼いと羊との関係にも反映します。良い羊飼いは羊のために...
2023年3月12日 説教要旨
一日の労働が終わり夕べの涼しい風が吹くころ、人とその妻は、園を歩きながら神さまと交わるのが日課だったのかもしれません。神さまも園を歩き回られながら、人の労働の果実を喜んで下さった。「風」という言葉は「霊」も表わしますから、神さまのご臨在を語っているのかもしれません。そうして...
2023年3月5日 説教要旨
神さまは、「いのちの息あるもの」の中で、人間だけを「神のかたちとして」(聖書協会共同訳)創られました。この人間にだけ与えられた「神のかたち」とは、どのような「かたち」でしょうか。まず第1に、神様が創られた「生きもの」のうちで、人間だけが神さまと交わることができるものとして創...