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2025年5月11日 説教要旨

  • aomori1879
  • 3 日前
  • 読了時間: 2分

神はまことの父として、子である私たちに、本当に必要なものを、必要な時に、必要なだけ与えて下さいます。神はあなたがたの父となって下さり、あなたがたを子として愛して下さっている、だからあなたがたはもはや異邦人ではない、それが「異邦人のように祈るな」という主イエスの教えの根拠です。この教えを受けて、「だから、こう祈りなさい」と主の祈りが教えられているのです。「だから」という言葉によって、神が私たちとどのような関係を持とうとしておられるのかが分かります。主の祈りによって私たちは、神が私たちとの間に「父と子」という関係を築こうとして下さっていることを知らされるのです。

神を「アバ、父よ」と大胆に呼びかけることができるのです。この驚くべき恵みの中を私たちは生かされているのです。つまり主の祈りを祈ることの最も大きな意味、最も大きな恵みは、この最初の呼びかけの言葉にあります。神の独り子である主イエスと共に、「天にましますわれらの父よ」と祈ることができるようになるために、主イエスは人となり、そして私たちの罪を全て背負って十字架にかかって死なれました。「先駆者」(ヘブライ6:20)として至聖所の幕の中に入っていかれたのです。これが聖書が語る福音です。

山上の説教があらゆる地域とあらゆる時代のキリスト者のためのものであったように、主の祈りはキリスト者全てのための祈りです。いや、教会の外の人々、全世界を包み込む偉大な祈りです。どんなに苦しく辛い時でも、悔しくて情けなくて、みっともない時でも、空しく、生きる気力すら失いそうなときでも、失敗して無様な姿をさらしても、主イエスは決して私たちを見捨てず、変わらず愛を注いでくださり、そばにいてくださる御方です。主の祈りをぜひ毎日祈りましょう。

 
 
 

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