2024年6月30日 説教要旨
マルコは敢えて「一人の女」の名前をここに挙げていません。しかし、ヨハネ 12 章の話と同じであれば、彼女はマリアです。あのマルタの姉妹のマリア、主イエスの足元でみことばを聞いていたマリアです。今日の箇所は、文脈からすれば、男性の弟子たちが主イエスを見捨て、...
2024年6月23日 説教要旨
「先生、御覧ください。なんとすばらしい石、なんとすばらしい建物でしょう」と弟子の一人が叫びます(13:1)。ガリラヤの田舎から出てきた弟子たちは、エルサレムの都にそびえる神殿の壮麗さ、美しさに心を奪われていました。これに対する主イエスの答えは「これらの大きな建物を見ているの...
2024年6月16日 説教要旨
マルコ福音書13章は「小黙示録」とも言われます。しかし、ここから自己流の終末思想を読み取っては危険です。この箇所は神殿への批判であり、あくまでも神殿崩壊について語っています。世界の終末のことを主題にしているのではありません。ただ当時の人々が神殿を宇宙の縮図のようにかんがえて...
2024年6月9日 説教要旨
ある律法学者の適切な答えに対し、主イエスは「あなたは神の国から遠くない」と言われました。しかし、神を徹底的に愛し抜くこと、そして、隣人を自分のように愛し抜くことができるのでしょうか。わたしたちの誰一人として、これを完全にできる人はいません。どんなに自分の力でがんばっても、神...
2024年6月2日 説教要旨
今日の聖書では、主イエスの「権威」に焦点があります。当時の祭司長、律法学者、長老たちが「何の権威で、このようなことをしているのか。だれが、そうする権威を与えたのか。」と主イエスに問います。律法学者たちの権威は書かれた形式的な戒めと教えですが、主イエスは御心に聴き従うことで「...