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2024年4月7日 説教要旨

復活された主イエスは弟子たちにガリラヤへ行きなさい、そこで会おうと言われました。よみがえられた主を信じてキリストに従う弟子として、遣わされた所で生きなさいと言うことです。現代の私たちに対しても真のキリスト者として生きることを勧めているのではないでしょうか。具体的にどのように生きていくのか。キリスト者として生きるとは、キリストの背中を見ながら、その真似をするということです。「わたしがあなたがたにしたとおりに、あなたがたもするようにと、模範を示した」(15節)とある通りです。

第一に膝をかがめて隣人に仕えるという姿勢です。主イエスはすべての弟子たちの足を洗いました(1-11節)。足を洗う行為は、奴隷の仕事とされていました。主人であり、教師であるイエスが、弟子たちの足を洗うことはこの世の秩序の逆転であり反転です。えらくなりたい者は、誰よりも腰を低くしなくてはいけません。(マルコ10:44)

英語でもunder-standという綴り(「下に立つ」の意)によって、「理解する」という意味をなすように、隣人の下に立つときにはじめて相手のことを理解することができ、相手を尊重することができます。神がイエスを遣わしたのと同じように、イエスはわたしたちを遣わしています。傲慢になり隣人に害悪を垂れ流すこともある私たち。不必要に自分を卑下し卑屈になりがちな私たち。気に入らない隣人を売り渡すこともあるわたしたち。自己保身のために隣人を見捨てることもある私たち。イエスは、その私たちをお使いに用いて、全幅の信頼を寄せて「この地上に愛を行うこと」を命令しています。主イエスの通りに実行する人々は幸いです(17節)。ここに、おおらかで自由な生き方・豊かな人生・永遠のいのちを約束されたクリスチャンの生き方があります。

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