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2024年2月25日 説教要旨

  • aomori1879
  • 2024年2月25日
  • 読了時間: 2分

主イエスは、テイルス→シドン→デカポリス→ガリラヤ湖という道程を歩かれるのですが、この地方はユダヤの中心地エルサレムから遠く離れた辺境の地であり、異邦人たちが多く住む地域でもありました。神の国宣教と語り伝える主イエスご自身の中に、すでに「異邦の地に福音を」との強い意志を証明するものでした。民族を超えたすべての人々に「神・主イエスとの出会い」が用意されることとなったのです。当時、主は革サンダルを履かれて伝道されましたが、秋田横手地方の農村伝道に尽力をつくされた「長靴宣教師」スマイザーを思い起します。新しい世界への福音宣教は現代でも歩くことによってもたらされます。新しい世界へと導いたのはこの「エッファタ」「開け」という福音の言葉でした。耳が聞こえず舌の回らない言わば障がいのある人だけではありません。多くの人々が閉ざされた世界で生活しています。閉ざされた時代、地域、文化などの環境の中であえいでいるのではないでしょうか。この男だけではなく、「神の道から外れる」という罪の中にいる私たちの多くも、またあえいでいるのではないでしょうか。この人と主イエスは、一対一で向き合われました。この人のあえぎ、苦痛、困難、悲しみ、孤独を主が共に担ってくださいました。主イエスとの出会いによってこの人は外部とつながりました。外の世界に開けたのです。自由の世界に開けたのです。私たちも「エッファタ」という喜びの言葉をいただくために、真剣に主と向き合いましょう。

 
 
 

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