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2024年11月3日 説教要旨

「あなたがたは皆、信仰により、このキリスト・イエスに結ばれる」ことによって、神の子とされる恵みのもとに招かれたとパウロは語ります。 私たちのあやふやな信仰のうえに、キリスト・イエスに結ばれているのではありません。つまり、私たちの心構えや信仰の深さによって結ばれているのではありません。ただキリストの真実(信仰)によって義とされることを受け入れるのです。パウロは、このことを「神の子とする霊を受けたのです」(ローマ8:15)とも表現しています。 キリストを信じて従う者には、神の側から必ず霊が与えられる。 霊が私たちの中に宿る時、私たちは神の子となる、キリストのものになる。私たちの体験がどのようなものであれ、霊によってキリストに結ばれ、神との交わりに生きる者となる。 その理由を、パウロは「バプテスマを受けてキリストに結ばれたあなたがたは皆、キリストを着ているからです」とも語ります。

 「人の子」である私たちに、何とも言葉で言い表すことのできない驚くべき奇跡が現れるのです。これぞ神の恵み、驚くべき恵みなのでしょう。この恵みに、この教会のかつての先達たち、今の私たち、またこれからの未来の信徒たちが共にあずかるのです。召天者記念礼拝をささげるごとに、この驚くべき恵みに感謝したい。

一座建立(いちざこんりゅう)という言葉があります。特に茶会や茶席において使われ、茶を点てる側とそれをいただく側が、互いに心を通わせて、調和の取れた特別な空間を創り出すことを指すといいます。

茶を点てる「イエス・キリスト」の招きに応じ、茶をいただく私たちが、共に築き上げる空間が「教会」です。これからも茶の香り(キリストの香り)に満ちた教会を共に建ちあげていきましょう。

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