2023年5月28日 説教要旨
- aomori1879
- 2023年5月28日
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五旬節、つまりイースターから50日目に、120名の弟子たちの上に聖霊の恵みが降り注がれました。人間の言葉では十分に表現できないような不思議な現象が起こりました。「舌のようなものが、炎のように分れて現れ、一人一人の上にとどまった」と記しています。「わたしは、天においても地においても、いっさいの権威を授けられた。それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」(マタイ28章18〜20節)この有名な大宣教命令はペンテコステの出来事によって始めて実現したと言えます。すべての人々がそれぞれ自分の母国語で福音を聴くことができるようにすることはとても重要なことです。多少は理解できる外国語で福音を聴いてもメッセージの概要はわかるでしょう。しかし、自分の母国語で福音を聴けることはやはり格別です。それゆえ、海外伝道に携わる宣教師たちは少数民族の珍しい多くの言語も習得しようと努めるのです。福音の言葉が一人一人の心の中に届くためです。福音は「神の力」(デュナミス)です。今日のダイナマイトの語源ですが、福音が人の心に届けば、ダイナマイトのような驚くべき力によってその人の頑なさがこなごなになるのでしょう。また神さまの偉大な御業が現れるのです。
14節以下のペテロの説教に象徴されるように、教会はすべての民族の言葉で、一人ひとりに届く言葉で語られるべきです。福音はすべての民族に聖なる「幻」を与えてくれます。幻のない民は滅びますが、福音は新しいいのちを与えてくださるのです。(箴言29:18)
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