top of page

2023年5月14日 説教要旨

  • aomori1879
  • 2023年5月14日
  • 読了時間: 2分

「舟の右側に網を打ちなさい」聖書では<右>は神の側を示します。反対は人間の側に他なりません。私たちは自分の最良と思う方法で生活の糧を得ようとしますが、時にはそれが不漁に終わることが多い。神の指し示す言葉に従ってこそ最善があり、希望に繋がる出口を見出すことができる、これが今朝のメッセージです。私たちはこの世を歩む途上で、いつも新しい方向と、新しい現状認識を必要とします。それは常に新たなる目に見えない危機に遭遇したり、今までになかった困難に直面したり、これまで考えた事のなかった問いに直面したりします。しかし、たとえ未知の経験や私たちを恐れさせるようなことに囲まれたとしても、復活の主イエスが共におられ、われらのために先回りして全てを整えておられるのです。私たちの判断では気付かぬままかも知れません。しかし、常に神の側に立ち、自らの無力を認め、日常の様々な出来事を通して語りかけられる<声>に耳を傾けて生きるならば、「舟の右側に網を打ちなさい」と弟子たちに語られたように、われらにもその時なすべきことを示され、必要を備えられる復活のイエスに出会うのではないでしょうか。主は今日も生きておられます。先の見えない「死」というこの世の終りに向かって漂っている生涯から、新しい命を与えられ、新しい道を歩む生涯へと「さあ、来て、朝の食事をしなさい」と招いてくださっているのです。

主イエスの復活は、十字架の終着点ではありません。弟子たちや私たちが「夜明けの食事」に招かれ、養われ、遣わされていく、新しい夜明け、新しい命の生涯の始まりです。

 
 
 

Comments


カテゴリー
最新記事
アーカイブ
© Copyright2017日本キリスト教団青森教会
250629_説教Artist Name
00:00 / 37:24
bottom of page