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2023年10月15日 説教要旨

  • aomori1879
  • 2023年10月16日
  • 読了時間: 2分


「律法学者」達は、文字通り律法の専門家として、私達の言葉でいう旧約聖書とそれに基づく教えの専門家として、古今の様々な解釈に精通し、緻密な議論を積み重ねて、律法のより適切な解釈を試み、その教えを実生活に適応することを人々に教えていました。それが「律法学者」の教え方でり「権威」の根拠でした。しかし、イエス様が「会堂に入って教え始めた」「その教え」はそうしたものとはまったく違ったというのです。あれこれの議論を事細かに並べて紹介し、客観的な説明を試みる、何々についての説明ではなかったのです。そうではなくて、イエス様の言葉は率直で単刀直入。そのものズバリ核心を語るものだったようです。それはたとえば、先に仕事中の漁師の兄弟達に告げられたような、聞く者を奮い立たせ、決断させ、立ち上がらせ、歩み出させる力にあふれたものでした。真の神の権威をおびておられました。イエス様の言葉には力がありました。そのことを、この福音書は、その時、そこで起こった一つの出来事を記します。聖書で権威と訳されている言葉には「力」という意味があります。そのお言葉、力によって、一人の人が確かに苦しみから解放されたからです。イエス様は人を救う、汚れた霊をさえ従わせられる、この出来事を目の当たりにした人達が思わず口にしたのです。「権威ある新しい教えだ。」律法学者たちは神の権威を自分たちのために利用します。しかしイエス様は神の権威そのものであったのです。その教え、その存在、行いが、苦しんでいる人、捕らわれている人、傷ついている人を解放し、自由にさせてくださる力があったのです。

 
 
 

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