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2023年3月5日 説教要旨

  • aomori1879
  • 2023年3月5日
  • 読了時間: 2分

神さまは、「いのちの息あるもの」の中で、人間だけを「神のかたちとして」(聖書協会共同訳)創られました。この人間にだけ与えられた「神のかたち」とは、どのような「かたち」でしょうか。まず第1に、神様が創られた「生きもの」のうちで、人間だけが神さまと交わることができるものとして創られたということです。人間だけが神さまを礼拝します。人間だけが祈ります。人間だけが永遠を想い、死後を想い、葬式をします。そして、人間だけが愛します。人には、ただ本能ではない愛、道徳性、理性、自由意志、一人ひとりに、かけがえのない人格が与えられています。第2に、人間だけが男女や社会の交わりの中で、本能からではなく、道徳や理性に基づいて、自由に愛し合って生きます。人の互いの愛は、神さまの愛を映す「神のかたち」です。第3に、神さまはご自身が創られた自然界を、神さまに代わって管理する務めと責任を人間に託されました。この務めと責任が「神のかたち」です。本来、神のかたち、すなわち地上を正しく治める王として創られた私たちでしたが、罪のゆえにゆがめられ、殺戮。搾取、環境破壊をもたらす暴君となってしまいました。この人間を本来の神のかたちへと回復するために「見えない神のかたちである」御子、主イエス・キリストが来てくださいました(聖書協会共同訳 コロサイ1:15)。クリスチャンとは、聖霊の働きによってキリストに似た本来のかたちに回復されていく者たちのことです。ローマ8:29,2コリント3:18,コロサイ3:10 などを参照。

神のかたちを回復するという救済史は、このように旧約から新約へと徹底して貫かれています。

 
 
 

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