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2022年7月3日説教要旨

  • aomori1879
  • 2022年7月3日
  • 読了時間: 2分

仮庵祭の祭りが最も盛大に行われる終わりの日には(7:37)、一人ひとりが松明をともす習わしがあったといいます。先祖たちの出エジプトの出来事を想い起し神さまの恵みを記憶するためです。

「主は彼らに先立って進み、昼は雲の柱をもって導き、夜は火の柱をもって彼らを照らされたので、彼らは昼も夜も行進することができた。昼は雲の柱が、夜は火の柱が、民の先頭を離れることはなかった。」(出エジプト記13:21)炎天下でも弱ってしまわないように雲の柱をもってイスラエルの民を覆い導き、急激に気温が下がる荒れ野の夜にも凍え死んだりしないように守り、また闇の中で怯えて心が崩れ落ちてしまわないように火の柱をもって荒野にある民を照らし続けてくださったのです。

この時、主イエスが、「わたしは世の光である」と宣言されました。民の先頭を離れることはなかった雲の柱、火の柱のようにして、一人ひとりを導こうとされているのだということを伝えたかったからなのです。「わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」とやさしく語りかけます。

コロナ禍の報道を見るたびに闇の中にいるように感じているわたしたちです。コロナ禍の報道を見るたびに闇の中にいるように感じているわたしたち一人ひとりに、光をもたらすことのおできになるお方です。2021年度は自死される方が2万人を超えて、最近の傾向は女性が増え、若者も高止まりしているとのことです。孤独と諦めのなかで悩んでいる人々が周りに多くおられます。主イエスはそのような人々を拒絶されなかった。できる限り時間をさいて、彼らの話しに耳を傾け、求めに応じられました。病を抱えた人たちに憐みをかけ、癒し助けられました。

主は、絶望と諦めに落ち込んでいる人々に生きる光をもたらすことのおできになるお方です。私たちの教会はどうでしょうか。クリスチャンである私たちもこの世の暗闇に無関心にはなれません。地の塩であり世の光とされているからです。白浜バプテスト基督教会の藤藪先生が書かれた『あなたを諦めない』にも感動しました。

 
 
 

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