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2022年6月19日説教要旨

  • aomori1879
  • 2022年6月18日
  • 読了時間: 2分

教会は歴史的にも、信仰の違いから分裂と対立が繰り返されてきました。マイノリティである初代教会も様々な違いが入り乱れる中で築き上げられてきました。その社会的、時代的な状況は現代にも共通するところがあります。教会の存続が危ぶまれる危機的な環境の中で、信仰はどのように守られてきたのでしょうか。ヨハネは、もし分裂や対立があったとしても、この一点のもとに立ち帰りなさいと勧めます。「イエスがメシアであることを否定する者」があるなら、これは「偽り者、反キリスト」であると言うのです。この「反キリスト」は、「終わりの日」にはたくさん現れると言います。聖書で言う「終わりの日」とは、イエス・キリストが再び顕れ、神の国が完成する時のことです。神の約束に聴き従う人は信仰に生きる(ハバクク書)という約束の呼びかけでした。

ヨハネは、「イエスがメシアであることを受け入れる者であるか。これを否定する者であるか。この一点をもって信仰を見極めなさい。御子を認めない者は、だれも御父に結ばれない。 初めから聞いていたことが、いつもあなたがたの内にあるならば、あなたがたも御子の内に、また御父の内にいつもいる。 教えられたとおり、御子の内にとどまりなさい。」と、ヨハネは教会の人々を繰り返し励ますのです。先行きを見通すことのできない時こそ、どうしたらよいのか分からない時こそ、危機的な状況が深刻であるからこそ、信仰の根本的な問題であるからこそ、私たちも福音である「イエス・キリスト」という原点に立ち帰りましょう。そこにしっかりと立ち、踏みとどまりましょう。

 
 
 

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