9月10日の主日礼拝メッセージ(要約&動画)を更新しました。
- 平松牧師
- 2017年9月10日
- 読了時間: 2分
【人生は恍惚と不安と】
聖書 出エジプト記3章1−12節
抜粋《神は言われた。「わたしは必ずあなたと共にいる。このことこそ、わたしがあなたを遣わすしるしである。あなたが民をエジプトから導き出したとき、あなたたちはこの山で神に仕える。」》
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神のご加護によってエジプト王家で成人まで育ったヘブライ人モーセ。ところがある日、彼はあることが原因でエジプト人を殺害してしまった。後にそれが発覚し、モーセは追われる身となり、逃亡生活の末にたどり着いたのはミディアン人の集落。そこで彼は結婚し、羊飼いとして再出発した。
ある日、モーセは羊の群れを追ううちに神の山ホレブの奥に迷い込み、そこで燃え尽きない柴を見た。そして名を呼びかける神の声を聞き、神はモーセが立つその場を選び、【聖なる土地】とされた。
そして神はイスラエルの人々(ヘブライ人)がエジプト人の奴隷として苦しめられていることに心を痛めていることを告げる。そして、モーセをご自分の御心を行う者として選ばれ、モーセにはイスラエルの人々を奴隷の地エジプトから導き出す指導者としての使命が与えられた。
モーセは【わたしは何者でしょう】と不安を口にするが、神は【わたしは必ずあなたと共にいる。このことこそ、わたしがあなたを遣わすしるしである。】と約束された。その約束を胸に、モーセも、あの太宰治文学記念碑に記されている「撰ばれてあることの恍惚と不安と二つわれにあり」(ポール・ヴェルレーヌ)のような思いで、新しい一歩を踏み出したのであった。
「撰ばれてあることの恍惚と不安」は神の選びや導きを感じた時に、誰もが思うことである。神は、最もよいと見られるときにあなたに人生の鍵を与えられる、とも言われる。神に信頼して生きていこうではないか。
(2017年9月10日主日礼拝)
【動画】
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