6月11日の主日礼拝メッセージ(要約)&動画を更新しました。
【思い悩まないで】
聖書 マタイによる福音書6章25ー34節
抜粋《今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。》
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イエスは「野の花を注意して見なさい」と教えられた時、彼は神に対して何の不安も抱いていなかった。ご自分こそ神の愛を証しする存在であることを知っていたからである。神が創造された野の花を注意して見て、そこから私たちも神の愛を証しする存在とされていることを見出すものでありたい。
イエスは【あなたがたのうちだれが、思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ばすことができようか。】【だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。】と教えられた。私たちは神の息をいただいて生きる者とされた(創世記2:7)。しかしその一点に根を張っていなければ神の愛を見失い、不要な思い悩みの中に置かれてしまうことがある。
日本には約20種の「タンポポ」が自生していると言われている。私たちにとってとても馴染み深い野の花タンポポは、厳しい環境の中でもしっかりと根を張って、あの可愛らしい花を咲かせている。そんな可愛らしい花とは対照的に、タンポポはゴボウのような太い根が土の奥深くまで伸びている。踏まれても生き抜く力を持っているのである。
タンポポの種はたくさんの白い羽状のものが風まかせに飛散し、様々な場所に落ちる。そしてタンポポは置かれた場所で咲く。その姿は【まことの神、主よ、御手にわたしの霊をゆだねます。】(詩編31:6)と語ったいにしえの信仰者、【父よ、わたしの霊を御手にゆだねます。】(ルカ23:46)と語った十字架の主イエスの姿に重なる。そのような霊的な深い祈りに生きることによってこそ、あなたも永遠なるお方に確かな拠り所を見出すことができるのである。
(2017年6月11日こどもの日(花の日)合同礼拝)
【動画】