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6月4日の主日礼拝メッセージ(要約)&動画を更新しました。

【こころの新陳代謝】

聖書 使徒言行録2章1−11節

抜粋《五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。》

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 五旬祭(ギリシャ語ペンテーコステー=第50)は旧約聖書では刈り入れの祭、七週祭である(ヘブライ語シャブオット)。イエス復活から50日目、「一人ひとりに届く言葉の多様性」と深く関わる聖霊降臨が起こった。

 使徒言行録2章、五旬祭の日に使徒たちが集まって祈っていると、【突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。】という。

 そして、その場に居合わせた人たちは、【(故郷の言葉で)神の偉大な業を語っているのを聞こうとは】と驚きと戸惑いを隠せなかった。その中には酒に酔っていることを疑う人もいた。しかし、ペトロは酒に酔っていないことを告げ、イエス・キリストに現された神の福音を語り始めたのである。

 使徒たちは聖霊に押し出されて宣教者として立ち上がり、キリストの教会が起こされることに。彼らを押し出した聖霊は、使徒言行録では具体的には【激しい風が吹いて来るような音】【炎のような舌】というイメージで描かれている。聖霊なる神の働きは私たちの命、霊性、信仰を燃やし続ける原動力、古いものを打ち砕き、新しいものをもたらす力だということである。

 生物学者、福岡伸一氏は著書『動的平衡』で【絶え間なく壊すこと以外に、そして常に作り直すこと以外に、損なわれないようにする方法はない。】と言う。絶えず壊し作り直す聖霊のダイナミックな働きを求めて、霊的な新陳代謝をしているか、ペンテコステの出来事はそう問いかけている。

(2017年6月4日ペンテコステ礼拝)

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